長年の婚姻関係を円満に終わらせるには?熟年離婚を成功させる秘訣

弁護士 おがわ

こんにちは。武蔵小杉、たまプラーザ、二子玉川からほど近い溝の口テラス法律事務所の代表弁護士、小川です。

今日は、婚姻期間が長い方の離婚が難しい理由とその解決方法をご説明したいと思います。

ここ数年、婚姻期間が長い方の離婚、いわゆる熟年離婚のご相談を受けることが多くなりました。

「長年子供のために我慢してきたけれど、自由な人生を掴みたい」

「もう我慢の限界」

「元の自分に戻りたい」

そのようなご自分の心の声を無視してはいけません。一方で、いわゆる熟年離婚には他の離婚にない難しさがあります。

そこで、熟年離婚の難しさを知り、どうすれば離婚できるのかを考えていきましょう。

目次

熟年離婚が難しい3つの理由

婚姻期間が長いご夫婦の離婚はとても難しいです。

その主な理由は下記①から③にあると言えるでしょう。

  • お互いの確執が強く話し合いが上手くいかない。
  • 財産が多く法的な清算が難しい。
  • 夫婦の生活の役割や、環境が長期間固定されてきたので簡単に変えられない。

順に見ていきましょう。

①お互いの確執が強く話し合いが上手くいかない

最も大きい理由は、お互いがうまく話し合えないことでしょう。

熟年離婚を希望される方には、十数年、何十年もの間、相手方の行動に我慢を続けていた方が多いでしょう。

度重なる相手方の横柄な態度や行動が原因で恨みつらみが積もり積もってしまっており、相手方とは話し合いどころか、意思疎通すらできなくなっている方はとても多いです。

そのような関係の相手方と、将来を決める離婚の話し合いをすることは、容易でなく、相当な困難とストレスが伴うはずです。

弁護士 おがわ

話し合いすらできない関係の相手方と、大切な話し合いをしなければならないという意地悪ななぞなぞかとすら思ってしまう状況が、熟年離婚を難しくしているのですね。

②財産が多く法的な清算が難しい

婚姻期間が長いと法的に清算すべき財産も多いことが多く、夫婦の財産の分配である財産分与がとても大変になります。

貯金だけでなく、持ち家に株式、退職金まで多額になると、それぞれの財産の種類毎にある財産分与のルールを理解し、公平に分けることは法律を正しく修得していないと難しく、また僅かなミスが何百万円もの損失になりかねません。

また相手方が「自分が稼いだのだから自分のものだ」などという頑固者であれば、どんなに財産分与のルールを勉強して説明しても反発するだけで話にならないかもしれません。

弁護士 おがわ

ただでさえ分かりにくいことを、話の分からない人に説明して分かってもらおうとすることは、正に不毛としか言いようがないですね…。

③お互い生活の役割や環境が長期間固定されてきたので簡単に変えられない

なんとか話し合いができたとしても、長期の結婚生活に我慢をしてきたご夫婦の話し合いには、婚姻期間の短いご夫婦の話し合いにはない難しさがあります。

それが、良くも悪くも長期間の婚姻により互いの生活の役割や生活環境が定着しており、簡単に変えられなくなっているところです。

ご近所の目が気になるなどと言って頑として離婚に応じない相手方もいます。

また、電化製品の取り付け、各種の手配や手続きなど、これまで相手方を頼ってしまってきた作業があるという方もいらっしゃるかもしれません。

「ただでさえ、話し合うことから大変な相手なのに、上手く離婚できても、色々新しい問題に対応しないといけないなら、もういいや…」と気力が尽きて諦めてしまう方もいらっしゃるのです。

熟年離婚における解決策とは

それでは、このような難しい状況で上手く離婚する方法はあるのか?ご心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

よく耳にする解決方法をお伝えしていきます。

親族や友人に仲裁を頼む

よくあるのは親族や共通の友人を交えて話し合いをすることです。

しかし結論的には、上手くいかないことが多いというのが弁護士の実感です。

たとえば熟年離婚でご両親を仲裁に入れる多くの場合は、ご両親が高齢であるため、そもそも争いの仲裁をする気力を失ってしまっています。

そして離婚の協議が長引けばあなたとご両親の人間関係に問題が生じてしまうことも多いでしょう。

ご友人についても同様にご友人との人間関係に問題が生じかねないでしょう。

また成人している子供さんであれば、仲裁をする能力自体はあるかもしれませんが、たとえ大人になっていても両親の争いに子供さんを巻き込むことは、子供さんの心の傷になってしまいかねません。

熟年離婚の場合、仲裁に入る方が余程ご夫婦を理解し、双方が、その人を信頼できる関係があったり、あるいは、その人に交渉力や相手方への影響力がある場合でなければ、かえって話をややこしくしてしまいかねないのです。

そして仲裁に入る方が一般の方であれば、少なくとも②法的な財産の清算を上手くできる人はほとんどいらっしゃらないはずです。

離婚事件の経験豊富な弁護士に頼む

ここでもう一度、熟年離婚が難しい3つの理由をおさらいいたしましょう。

熟年離婚が難しい3つの理由
  • お互いの確執が強く話し合いが上手くいかない。
  • 財産が多く法的な清算が難しい。
  • 夫婦の生活の役割や、環境が長期間固定されてきたので簡単に変えられない。

これらの理由も、弁護士に頼めば下記のように順番にクリアしながら進めていけます。

確執が強くても弁護士が入ることで円滑に話し合いが可能

ご夫婦同士ですと、お互いの確執が強く話し合いが上手くいきませんが、弁護士と相手方には人間関係の確執は勿論ありませんし、弁護士であれば、話し合うべき要点を絞って相手方と交渉できます。

特に離婚事件の経験が豊富な弁護士であれば、離婚に応じることのメリットも上手く説明できるでしょうから、頑固な相手方を納得させられることもあるでしょう。

もし仮に納得させられなくても、調停の場を設定して、話し合いの場に引っ張り出し有利に話し合いを進めていけるのです。

弁護士 おがわ

私は離婚事件の解決実績が100件を超えたあたりから「この人は話し合いで解決できる」「この人は調停にせざるを得ない」「ここは少し待った方がいい」という経験に基づく勘の精度がとても高くなりました。

法的な精算も弁護士ならスムーズに

財産が多く法的な清算が難しいという問題も、離婚事件の実績が十分にある弁護士であれば、日常的に解決しているのですから何の問題もありません。

特に溝の口テラス法律事務所では、代表弁護士小川が宅建士の資格を持ち、司法書士の資格と実務経験を有するだけでなく、事務局長大沼も司法書士・宅建士の資格と、10年以上の司法書士の経験を持っていますので、難しい不動産についての登記手続きや計算についても安心してお任せいただけます。

弁護士というクッションがあることで精神的なゆとりが生まれる

そして「お互い生活の役割や環境が長期間固定されてきたので簡単に変えられないという」問題も、弁護士が入り①②の問題を弁護士に任せることができれば、これを変えていく精神的な余裕ができ、実際にトライして意外と簡単に変えられてしまったということが多くあるのです。

例えば、当初は「何十年も住んできた家を売るなんてしたらご近所の目もあるし…」としきりに他人の目を気にされていたご相談者様のケースです。

弁護士がひとつひとつ問題を整理していくにつれ、「離婚して住まいを変えたらご近所も変わるんだから何の関係ありませんね」とご自身でおっしゃるほど、お考えも軽やかになっておられました。

弁護士 おがわ

実はご自身の中ですら、小さな問題を①②の問題の難易度と混同して過大視してしまっていることがほとんどなのです。

もっと気軽に弁護士に相談してみよう

婚姻期間の長い方の場合、これから病気や介護の問題など様々な問題が顕在化していきます。

これまで我慢し続けたあなたが、更なる我慢の日々に苦しむことになりかねないのです。

幸せすら分かち合えなくなった相手方と共に、苦しい日々を乗り越えることは、非常に困難で、並大抵のことではありません。

今は多くの事務所が無料相談をやっていますし、有料でもあなたの人生を変える相談に躊躇しなくていいと思います。

勇気を出して相談に行けばかならず道はひらけます。

あなたは、これまでずっと家族のことを思って我慢をしてこられたはずです。

だから、今度はあなたのことを考えてあげてください。

弁護士 おがわ

もしお一人で考えることが辛くなったら、ぜひ弁護士に相談してみてください。 溝の口テラス法律事務所はいつでもあなたのご相談を待っています。

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