
こんにちは。武蔵小杉、たまプラーザ、二子玉川からほど近い溝の口テラス法律事務所の代表弁護士、小川です。
今日は、一生懸命作った、ホームページの新しいページのご紹介ができればと思います。


弁護士による遺言作成 特設ページをつくるにあたっての想い
先日、遺言書作成の特設ページを作りました。



今回このページを作るにあたって工夫したのは、挿絵を全てAIに描いてもらったところです。
この特設ページの挿絵は十数枚ですが、使わなかったイラストを含めると、数百枚作ってきました。
AIに頼むとすぐにイラストを描いてくれますが、なかなか1回で思った通りのイラストはできません。
電車の移動中など時間を見つけては、来る日も来る日も、イラスト作り続け、約2か月かけてすべての挿絵が完成しました。
ただ、とても良いイラストができても、AIが作ってくれただけに、鳥のイラストを描いてもらえばやけに鳥が大きかったり、イラスト内に良く分からない物体があったりとなかなか完璧なものはできませんし、デザインの素人である弁護士がイラストを並べるだけでは素敵なページにはなりません。
そこで、ウェブデザイナーさん(なんと芸大卒!)に頼んでイラストの不具合を修正してもらい、ページ全体のデザインは勿論、挿絵の並び順まで丁寧に作ってもらいました。
長い期間をかけてじっくり作っただけあって、分かりやすく遺言の大切さをお伝えできる、とても綺麗なページにできたと思っています。
なぜ、こんなにイラストやデザインにこだわったかと言うと、遺言という人生で一番大切な家族へのお手紙について、お客様に気兼ねなく相談をしていただきたかったからです。
私は、弁護士になってから、遺言がないことで、あるいは、その作成に弁護士が関わっていないことで、残されたご家族の関係が悪くなってしまうところを何度も見てきました。
「何で弁護士に頼まなかったのだろう…」
弁護士になったばかりの頃は、そう思っていましたが、その原因は少なからず弁護士にもあるのではないかと思うようになりました。
怖くて話しにくい他人に、ただでさえ思い出すのも嫌になる問題事を相談する人などいないと私は思います。
困った時や、大切な決断をするときに、もっともっと弁護士に気軽に相談できれば、残されたご家族が争うことがなくなる。



そう思い、見てくださったお客様が、少しでもアクセスをし易くなるよう、思いを込めてこのページを作りました。
ぜひ、ページにお立ち寄り頂けますと幸いです。
以下ではページを作る際に拘ったところ、没になったイラストなんかのページ作成の裏話お話しできればと思います。
遺言作成ページでこだわったイラスト
遺言作成ページのために数百枚つくってきたイラストの中で、特に気に入っているもの、思い入れの強いものをご紹介していきます。
ファーストビューのイラストと、鳥が羽ばたくイラスト
まずはトップのイラスト!空をはばたく鳥と、それを見上げる猫…、って、鳥でっかい! なぜかAIは鳥をでっかく書くので、これはウェブデザイナーさんに直してもらいました。
修正前のイラスト


修正後のイラスト


私が、エピローグを、形を変えて一番初めに持ってくるのが好きで、下記の「鳥が羽ばたいている絵」を下から見た絵をトップに持ってきてみました。



この猫と鳥の絵は、遺言特設ページで一番気に入っている絵です。
鳥が羽ばたいている絵


万年筆のイラスト


万年筆のイラストは、金色の万年筆を弁護士の金色のバッチに、銀色の万年筆を司法書士の銀色のバッチになぞらえました。
金色の万年筆には弁護士のイメージフラワーである向日葵が、銀色の万年筆には司法書士のイメージフラワーである桐の花が描かれているのがこだわったポイントですが、イラストの良しあし以前になかなかこの組み合わせにならなかったり、イラスト内に万年筆が2本でなく3本、4本と描かれてしまったりと、この万年筆のイラストだけで50枚以上描いてもらいました…。
銀色と指定したのに黒の万年筆のようになってしまったのが気になりましたが、他がとても気に入ったので、ネットで調べ「銀色は光の当たり方によってはこんな感じの色合いになるな」と自分を納得させて、上のイラストを使うことにしました(弁護士を長くやっていると、自分を納得させるときもエビデンスが必要になり大変です)。
家とご夫婦のイラスト
こちらも何十回も描き直してもらい、ようやく納得いくものが完成しました。



あれ、でもまた鳥がちょっとでっかいな!
そして、右下の白い柵のところに車輪のような桶のような謎の物体が…。
修正前


修正後


そこでこれもウェブデザイナーさんに鳥を小さくかわいらしくしてもらい、謎の物体も消してもらいました。
お蔵入りになった家とご夫婦のイラスト


キノコがおっきい、家も日本風なのにシンメトリックなデザインで何か不思議です。
個人的には結構好きだったのですが、お客様が見てくださったときに違和感を感じてしまわれると残念なので没イラストにしました。
AIのイラスト


こちらも何十枚と書いてもらいました。



かわいらしくてとても気に入っています。
没になったAIのイラスト
こんな近未来的な絵もできましたが、溝の口テラス法律事務所の目標である「親しみやすくて、すごい!」感じにしたいと思い、方向性を変えました。


その他のイラスト
家族のイラスト
没になったイラスト


修正前はおばあちゃんが2人いますね。
遺言特設ページのイラストを作った時のAIは数の概念が苦手なのか、たとえば4人と人数を指定しても5人だったり、7人だったりと多く書くことがありなかなか大変でした。
採用したイラスト


修正後のイラストは夕日がとてもきれいで、その後も何枚も描いてもらったのですが、このイラストを超えられる絵は出来ませんでした。
お爺さんお孫さんのイラスト
没になったイラスト


没イラストはどこか不気味で異世界のような雰囲気を感じます。奥の男女が距離を隔てて何か意味深に向き合っているのが気になります。
AI画伯は時々こんな感じの少し怖いイラストを描きます。
採用したイラスト


採用したイラストは、猫の絵もお孫さんもとてもかわいく描いてもらえました。 おじいさんも幸せそうですし、文句なしの一発採用でした
はばたく鳥のイラスト


冒頭のはばたく鳥の没イラストです。
これもとても綺麗でよく出来たのですが、もう少し元気の良さが欲しいなと思い描き直してもらいました。
採用したイラスト


こう見ると、修正前も良く出来ていますね。



みなさんはどちらが好きですか?
おわりに
ご紹介したイラスト以外にも、AI画伯に、たくさんのイラストを描いてもらいました。
この遺言特設ページを見てくださったお客様に、ご不安なく弁護士へのアクセスをしていただけたらこれほど嬉しいことはありません。
遺言でお悩みのお客様は、ぜひご連絡ください。



私たち溝の口テラス法律事務所は、いつでもお待ちしています。
- これって弁護士に頼んだほうがいいのかな?
- 相談していいレベルなのかどうかわからない
- どうしたらいいかアドバイスがほしい
このようにお悩みの方も、まずは溝の口テラス法律事務所へお気軽にお問い合わせください。
溝の口以外の、たまプラーザ、武蔵小杉、二子玉川にお住まいの方のご相談実績も豊富です。