モラハラ離婚の相談後すぐにするべき!次の一歩を踏み出すための3つの「宿題(タスク)」

弁護士 おがわ

こんにちは。武蔵小杉、たまプラーザ、二子玉川からほど近く、離婚問題に強い溝の口テラス法律事務所の代表弁護士、小川です。

「モラハラでの離婚を弁護士に相談したものの、これから具体的にどうすればいいんだろう…。」

離婚に向けて動かないと!と思いつつも日々の忙しさに流され、何から手を付ければいいかわからなくなる方も少なくないかも知れません。

今日は、モラハラ離婚について、弁護士をはじめとする専門家に相談した後すぐしなければいけない大切な「宿題(タスク)」についてお伝えできればと思います。

目次

モラハラ離婚の相談後やるべき3つの「宿題(タスク)」

弁護士 おがわ

まずは、ご相談お疲れ様でした。

夫婦間のしかもモラハラという思い出したくないことを専門家とはいえ他人に話すことは大変な勇気と気力がいることと思います。

今は何より、自由への大きな一歩を踏み出せたご自身を褒めてあげてください。

ただ、モラハラ相談後できるだけ早くはじめていかなければならないことがあります。
それは、

  • 今後の相談先を確保し、
  • やることリストをつくり、
  • モラハラから脱することを目指して少しずつ行動すること

です。

モラハラ環境は、底なし沼のように纏わりついて被害者の方の自由を奪います。

せっかく専門家への相談という大きな一歩を踏み出せても、この①から③ができないと、再びモラハラ環境に囚われてしまい、モラハラから解放されるのが数年先になってしまいかねないのです。

それでは、具体的にどのようなタスクなのか、この①から③を一つひとつ見ていきましょう。

①今後の相談先を確保する

まず、相談した専門家に今後も頼っていいか良く考えましょう。

弁護士 おがわ

知識や経験、なにより熱意が十分でない専門家に頼っても良い解決は得られません。

また特に離婚を決意する場合、共にたたかっていく弁護士との相性もとても重要になります。

あなたと同じように悲しんで怒りを感じられない専門家ですと、「それくらいのことで」、「もう少し我慢したら」などの誤った意見により間違った方向へ進みかねません。

もし、相談した専門家がイマイチだったと感じれば、必ずすぐに別の専門家に相談し、あなたと相性の良い専門家を探しましょう。

②やることリストをつくる

できる専門家であれば、これから、あなたがやるべきことを教えてくれるはずです。

必ずやることリストをつくりましょう。

やることリストに書くタスク(やるべきこと)はもちろん人によって違います。

もう別居せざるを得ないなら、別居先のアパート探しがタスクかもしれませんし、相手方が隠している財産の調査かもしれません。

なんとか健全な関係に変えたいならモラハラ加害者が変わるための自助団体や医療機関を探して一緒に行くよう説得することがタスクになるかもしれません。

やることリストは、モラハラのない自由な生活にたどり着くための大切な地図です。

弁護士 おがわ

やることリストをつくり、自由までの道筋を確認しましょう。

③行動する

やることリストを作ったら、行動をしましょう。

やることリストに書いてあることをひとつひとつやっていくことはもちろんですし、そのために必要になる細かなこと、たとえば、別居を決めたとして、家電や家具を見にいくなど、付随して必要になることを少しずつやってきましょう。

思考から行動は生まれず、行動から思考が生まれます。

いくら考えていても袋小路に迷い込むだけですが、毎日、自由に向けて行動をしていれば、それが小さなものであっても積み重なって、一見大きな問題に見えたものがどんどん解決していくのです。

あなたはこれまで十分に悩んだはずですから、自由へ向けて実際に歩き始めましょう。あなたの歩き出す先に必ず道が開けます。

離婚に向けての宿題(タスク)をすぐにやることの大切さ

そして、これらの一部でもいいので、すぐやることが大切です。

なぜなら、モラハラ環境は、洗脳環境と言っても言い過ぎでない環境ですので、被害者の方がモラハラの日常に戻った途端、再度行動を取るのがとても難しくなってしまうからです。

当事務所のご相談者様の中にも、一度目のご相談からずいぶん時間を空けて再度のご相談に来られ、「あの後考えが変わり、もう少し頑張ってみようと思ったが結局何も変わらなかった」、「環境を変えることが怖かった」、「あの時依頼しておけばよかった」とおっしゃる方がおられます。

何もせず時間をおいてしまえば、状況は悪化するだけなのです。

弁護士 おがわ

やることは、もちろんご自身の気が向くものからで構いません。

たとえば、やり直すことを考えているなら、インターネットで、モラハラ治療ができる機関を探し実際に相談に行き、その勧め方を専門家や友人に相談する。

もう別居を考えているなら不動産屋さんに別居先の相談に行って、気に入った物件があれば内覧に行きましょう。

内覧が終わったら、物件の近くの駅やスーパー、病院なんかを目印に街並みを見て回り、そこで暮らしていけそうか考えましょう。

そのような行動をすれば、前に進めるだけでなく、モラハラ環境に戻っても現状を変える意志を持ち続けられるのです。

あなたの声を聞いてください

専門家とはいえ、ご夫婦の事情を、しかも辛いご記憶を話さなければならないのに、電話をして予約して、当日準備をして相談へ行くということは、あなたの心が自由を求めている証拠です。

本来のあなたが自由を求めているのです。

せっかく勇気を出して相談に来てくださったのだから、もう我慢する生活に戻ってはいけません。

弁護士 おがわ

小さなことをやれることから一つ一つやっていけば良いのです。

それは迷いながら躓きながらの作業であっても、同時に、積み重なって少しずつ元の自分に戻っていく充実した作業のはずです。

ぜひ相談後の早期の行動こそがより早いモラハラからの脱出につながることを意識して、ほんの少し休んだら、また新しい一歩を踏み出しましょう。

溝の口テラス法律事務所では、離婚を検討中だったり、準備中の方が自由に弁護士に相談できる「安心サポートプラン」をご用意しております。

「そうは言っても一人ではなかなか行動できない」、「都度生じる疑問について法的サポートを受けたい」とお考えの方も、是非お気軽にお問い合わせください。

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