熟年離婚特設ページが出来上がりました!【熟年離婚に隠れたモラハラ】

弁護士 おがわ

こんにちは。武蔵小杉、たまプラーザ、二子玉川からほど近い溝の口テラス法律事務所の代表弁護士、小川です。

今日は、ホームページの新しい熟年離婚特設ページのご紹介と、このページを作った理由である熟年離婚の離婚原因にはモラハラがとても多いということをお話しできればと思います。

目次

熟年離婚特設ページを作るにあたって

この度、熟年離婚特設ページが出来上がりました。

このページを作るにあたっては、半年もの製作期間も設定し、ウェブデザイナーさん(なんと芸大卒!)と何度も会議をしたうえ、イラストからテキストまで徹底的にこだわって完成に漕ぎ着けました。

弁護士 おがわ

なぜ、それほどこだわったのかというと、熟年離婚で悩まれている方に少しでも気軽にご相談に来ていただきたかったからです。

熟年離婚=モラハラ離婚?

熟年離婚に隠れたモラハラ

溝の口テラス法律事務所では、開業当初より、その被害が甚大でありながら、行政のサポートが未だ十分でないモラハラ離婚に取り組んでまいりました。

そして、その過程で、あることに気が付きました。

それは長期の婚姻期間を経たご夫婦の離婚、いわゆる熟年離婚の多くにこそ、モラハラが隠れていたことです。

熟年離婚のモラハラの中には、奥様を就労させない、喧嘩になると怒鳴る、無視をする、物を破壊するという典型的なモラハラから、食事のおかずの数が決まっている、他の男性と話してはいけないという決まりを作る等という、どこか古い時代を感じさせるような不気味なものまでありました。

しかも特徴的だったのは、多くの奥様はそれらを「変わっている」「頑固」と評しても、「モラハラ」と認識していなかったことです。

熟年離婚にモラハラが多い理由

私が奥様に「それはモラハラですよ?」とお伝えすると、決まって「そうだったのですか!」と驚き納得します。

なぜ、奥様すらモラハラと認識しない、明らかなモラハラがまかり通っているのか、その理由は簡単なものではないでしょう。

いわゆる熟年離婚のご夫婦は、まだまだ男尊女卑の感覚が根強く残っていながら、同時に地域社会とのつながりが希薄になり始めた時代に、ご結婚された方が多いからなのかもしれません。

つまり、夫は居間の中央で黙して新聞を広げお茶をすすり、妻は夫を健気に支える、そんな古き「良き」時代に幼少期を育ち、これに倣っている、そんな旦那さんが多いのではないかと私は思います。

一方で、このような古き夫婦関係が本当に「良き」ものであったかは分かりません。少なくとも言葉の上では男女の平等が当然に標ぼうされるようになり、現実に女性が社会で活躍するようになった現在の感覚と合わない部分がなければかえって不自然でしょう。

また、かつて、このような夫婦関係が「良き」ものとして成立していたとすれば、それは、家族と地域社会の繋がりが強く、家庭内で「権力」を持つ夫でも地域社会に恥じるような行動まではとれなかったこともあるのではないかと思います。

たとえ事実上、夫の立場が上だったとしても、地域の目を気にしたり、有識者が介入して諫められたりすることで、妻に苦汁をなめさせ続けることはできず、バランスを保てる仕組みがあったのではないかと思います。

しかし、そのような家族と地域社会との繋がりが失われた現代においては、男尊女卑のみが暴走し、同じ子供時代を過ごした奥様もまた、モラハラに気づかないまま長期間を経てしまったという事例が多いのかもしれません。

アクセスしやすい事務所を目指して

熟年離婚に隠れモラハラが多い本当の理由がどうであれ、奥様がモラハラを認識していない以上、モラハラ離婚について喚起するだけでは、本当にモラハラで苦しんでいる方に来ていただけないことがある、それはモラハラで苦しんでいる方の力になりたいと考えて溝の口テラス法律事務所を開業した私にとって大きな誤算でした。

弁護士 おがわ

だからこそ、そのような方たちがアクセスしやすいようにしなければいけないと思い作ったのが熟年離婚ページです。

熟年離婚ページを作るにあたって気を付けたこと

「こんなに嫌な思いをされていたのに、何でもっと早く弁護士に頼まなかったのだろう…」

弁護士になったばかりの頃は、そう思っていました。
しかし、今は、その原因は少なからず弁護士にあるのではないかと考えてします。

未だに弁護士に相談するのは敷居が高い、弁護士は怖いというお考えをお持ちのお客様とお会いすることがあります。

怖くて話しにくい偉そうな他人に、ただでさえ思い出すのも嫌になる問題事を相談する人などいないと私は思います。

特に40代以上のご相談者さまの中は、弁護士に敬意のような感情を持っていただいている方も多いです。

しかし、そのような方が「自分の離婚のことなんて相談して良いのか」、「怒られるのではないか」などと悩まれ、アクセスが遅れてしまい、いずれ苦しい生活から解放される気力すら失ってしまわれることがあってはいけません。

本当に力のある弁護士であれば、偉そうに振舞うこともせず、話しにくいこともないのです。

だからこそ、見てくださったお客様が、少しでもアクセスをし易くなるよう、思いを込めてこのページを作りました。

女性ウェブデザイナーさんの活躍

ページを作る際には、まず女性のウェブデザイナーさんをご指名し、そのご意見を最大限取り入れて作成していただきました。

女性は男性に比べ数倍の色が識別でき、繊細な色の違いを感じ取れると言います。

そうであれば、男性が、女性にとって心地よい色合いでデザインすることは至難でしょう。

だからこそ、女性ウェブデザイナーさんに、女性の方に良いと思っていただけるよう色合いや構成を徹底的にこだわって作ってもらいました。

弁護士 おがわ

またイラストを全てウェブデザイナーさんの手描きで描き下ろしていただくことにしました。

AIでの作画は日々進歩しており、当事務所でも取り入れています。

AIは画力についてはトッププロに匹敵するものがあり、またいくらでも書き直してもらえる点で大変優れています。

しかし、温かさや親しみやすさでは、まだまだ人の手書きには適いません。手間と費用はかかっても、どうしてもここは譲れなかったからこそ、ウェブデザイナーさんに頼んで手描きにしてもらったのです。

さらに、出来上がった挿絵も一つ一つ、細かい点まで修正を繰り返しました。

トップの絵も、一枚目からとても良いものができましたが、落ち着きがあるなかでも、より自由を象徴した鳥を目立たせたり、開放感を出したいと、リテイクを出して下記のように変えてもらいました。

最初に提案された案(室内でのティータイム)
もっと開放感を出すために室外でのティータイムのシーンに

おわりに

こうして完成した熟年離婚特設ページを見てくださったお客様に、ご不安なく弁護士へのアクセスをしていただけたならこれほど嬉しいことはありません。

熟年離婚でお悩みのお客様は、ぜひご連絡ください。

私たち溝の口テラス法律事務所は、いつでもお待ちしています。

  • これって弁護士に頼んだほうがいいのかな?
  • 相談していいレベルなのかどうかわからない
  • どうしたらいいかアドバイスがほしい

このようにお悩みの方も、まずは溝の口テラス法律事務所へお気軽にお問い合わせください。

溝の口以外の、たまプラーザ、武蔵小杉、二子玉川にお住まいの方のご相談実績も豊富です。

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