相続の問題について

遺産分割には一般常識と異なる膨大なルールがあり、これを知らなければご自身のお立場や貢献を反映した公正な遺産の分配はできません。

相手の提案が一見正しく見えても簡単に合意してしまわないことが大事です。

また遺産分割の調停は利害対立する相手とのシビアな交渉の場なので、知識や準備の不足は不利益に直結します。

遺産分割の交渉・調停は必ず弁護士に相談して、本当に平等な相続になっているかを確認し十分な対策をして挑みましょう。

不平等な遺言があっても遺産が全く貰えないわけではありません。

遺留分侵害額請求により法律が保護した取り分を取り戻すことができます。

一方で遺留分額を取り戻すためには、請求の手順や複雑な遺留分の計算を間違えず行い、相手の法的な主張にも正しく反論しなければなりません。

さらに遺留分額請求には短期間の時効があるため、時効で請求できなくなってしまう前に、早急にご相談いただくことが大切です。

相続人が一人でも欠けていると、せっかく遺産分割の合意ができても有効ではなくなってしまいます。そこで誰が相続人か分からないと言う場合、戸籍を読み解いて正しい相続人を見つけ出さなければなりません。

またどんな遺産があるか分からないという場合も、遺産を見つけ出す様々な方法がありますので諦める必要はありません。

複雑で専門的な相続人・遺産調査は、長年にわたり難解な戸籍を読み解き、膨大な遺産を調査してきた当事務所の弁護士にお任せください。

円満な相続ができる場合も、後になって誤解によるいさかいが生じないよう遺産分割協議書を作成しましょう。

代表弁護士の小川は、前職の相続登記の業務を通して円満相続の調整を多数手掛けておりますので、穏やかで確実な相続をお手伝いいたします。

相続の争いは長期間に及び、相続人の関係にも大きな亀裂を生じさせかねません。

ご自身のお考えを遺言にしておくことで、子供さんやお世話になった方たちに適切な財産を分配でき、相続争いを防ぐことができます。

代表弁護士の小川は紛争解決を主業務とする弁護士としての経験はもちろん、紛争予防を主業務とする司法書士としての経験も活かし、後に争いを起こさないための様々な方法をご提案いたします。

借金などの負債も相続してしまいますから、遺産に多額の負債があるなどの場合、相続放棄をしなければ大きな借金を背負ってしまいかねません。

そして、相続放棄には期間制限があるため、早期の申し立てが必要です。

一方で、期限を過ぎた相続放棄もご事情によっては認められることがありますので、諦める前に当事務所までご相談ください。